レグのたまご

半世紀の記憶を記録

野生のカブトガニと戯れた記憶

私はいろいろな地方で幼少期を過ごしました。

その中には、幼い記憶に焼き付いて忘れられない場所が幾つかあります。

 

その1つが、幼稚園時代、野生のカブトガニと戯れた記憶

 

山口県に由宇(いう)というところがあります。

瀬戸内海に面したのどかな田舎町でした。

借家はひどいボロ屋でしたが、国道2号線を挟んで海岸という立地

満潮の時は釣りを楽しむ

引き潮の時は、潮干狩りができる

そんな場所でした。

 

潮干狩りができる海岸に下りると

あちこちに小さな穴があって

少し大きさが異なる穴もある

 

掘り進めると・・・

出てくるのは貝だけでは無いんです。

時にはタコ

そして時にはワタリガニが出てきます。

 

子供の頃ですから手で掘ることも

運悪くカニに当たると挟まれる・・

タコに当たると巻き付かれ墨を吐かれる・・

そんな海岸には当時

野生のカブトガニもいたのです。

当時は結構たくさんいた記憶があります。

 

つながって歩くカブトガニ

どっちが頭だかわからないカブトガニ

動きが鈍くてすぐに捕まえられる

ひっくり返すと足が・・・なんか気持ち悪い。。

これカニなの?

 

不思議な動物だなと思った記憶

 

野生のカブトガニがみられる場所とググってみました。

瀬戸内海から九州近海に多く生息していたが現在ではほとんどみられない 

のだそうです。

 

戯れるという程、当たり前にいた野生のカブトガニの記憶

現在はほとんど見られないと知ると寂しいですね

 

最近では、

自然と共存できる環境づくり

そんなフレーズをよく耳にします。

野生の生物とふれる機会が失われない

そんな時代になってほしいなと思います。

 

ちなみにこれまで「野生のカブトガニをみたことがありますか?」

と問うてみて「あるよ」っていう人に会ったことがありません。

カブトガニと戯れたことがある。。。

とてもレアで貴重な体験をしたのだなと

あのボロ屋に住んで良かった

とは思えないひどい家でしたけど

 

まぁ良かったのかな。

 

⬇ 参加してみました。