レグのたまご

半世紀の記憶を記録

偏差値30からの数学問題集

こんなタイトルの問題集って売れますかね?

瞬間に疑問に思ったことを覚えている。

 

大学生時代に登録していた家庭教師センター

自宅2階の一室を事務所にしていて

ものすごくちっちゃいとこでした

 

暇があれば遊びにおいで

的な所長(今思えば社長だったのかも知れない)

年齢もそれほど離れていなかったし

兄貴の下宿に遊びに行くみたいに

ちょこちょこ遊びに行っていた

 

所長の夢とか

教育への想いとか

 

工学部に通いながらも教員になることを考えていた私には

いろいろと勉強にもなった

 

所長は

落ちこぼれとかできない子とか言われている子供たちのために

追いつけなくなった場所を見つけられる問題集を作りたい

と熱く語っていた

そして「偏差値30からの数学の問題集」を出版する!と言い出した。

  

発売され書店に列んでも

ニーズがあったとしても

売れないだろうなぁって思いました。

 

けど「作りたい!」と熱く語る所長

当時私は「できない子を伸ばす」というキャッチで

何人かの生徒を教えていました。

そのノウハウを書いて欲しい!と乗せられて…

手伝いたいと思っちゃって… 

問題集の構成、解説あれこれ、手伝いました

無償ボランティアで。

  

ネットも通販もほとんどない時代

それなりに売れた…と聞きましたが本当のところは定かではありません。

 

今でも時々当時を思い出して思うんです。

マーケットはあったのだろうか?ニーズはあったのだろうか?

所長はこれらを考えていたのだろうか?

 今なら、通販専用にすれば売れるのかも知れないな?…ETC.

 

そして「こんなタイトルの問題集って売れますかね?」って思ったこと

マーケティング的な考え方」初体験な出来事だったのかも知れないな

などとも思うのです。

 

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