レグのたまご

半世紀の記憶を記録

転校生が校則を変える@生徒総会

最近はどうなのでしょう

私が中学生の頃は、随分といろいろな「校則」がありました。

 

中学2年生になる春、私は転校しました。

そしてその年の全校生徒総会で1つの校則を変えました。

 

当時、女子は通学時革靴と決まっていました。

部活動のために運動靴を持ってくる子

革靴が足に合わず、足のあちこちに絆創膏を貼っている子

そんな子たちから、この校則を変えて欲しいと

生徒会の議題に上がる度に却下されていたと聞きました。

 

生徒会へ提案する議案を考えるすクラス会では、

この件を議題に上げることに消極的でした。

しかし・・・

当時どんな経緯があったかについて記憶は定かではないのですが、

これを議題に上げ、私がその応援演説をすることに・・・

 

女子生徒の運動靴通学を認める議案が提示された後、先生方から、

「これまでも何度か議題にあがっていますが校則は変わっていません。改めて提示された本案について理由を説明してください。」ってな一言があって私の出番に。

 

応援演説と先生方のやり取りは概略下記のとおりでした。

 

『私はこの春転校してきました。最も驚いたことは、校内ではジャージ生活をすることです。この理由について担任の先生から「動きやすい服装の方がいざという時安全だから」とお聞きしましたが間違いないですか?』

 

地震がおきて机の下に入ったりする時、動きやすい方がいいでしょ。』

 

『通学時の女子生徒から「いざという時動きやすい運動靴で通学したい」という要望が出ています。同様に考えれば、動きやすい靴の方が良いのではないでしょうか?』

 

 

ここで生徒たちから拍手。

先生たちの中に「確かに・・・」という雰囲気も感じられました。

そして校則は変わりました。

 

校内ジャージ生活はあまりに衝撃的だったんです。

転校してすぐその理由を聞いていました。

そこから革靴通学との矛盾に気づいた。

初めての「交渉体験談」とも言うべき出来事。

 

⬇ 参加してみました。